親を亡くした子供を「孤児」
しかし、
子供を亡くした親を表現するその言葉はありません。
なぜか、
その理由は、9.11テロの追悼式典で当時のニューヨーク市長が述べています。
それは
子を亡くした親の心痛は、言葉に尽くせないからだということです。
英語でも日本語でも、その表現は不可能です。
~~~
私が、つい先日、子を亡くした親ですが、経験した人だけがわかる
筆舌に尽くしがたい悲しみです。
この私を見て、気が小さくなったとか
心が弱いとか、無神経なことを、わざわざ言ってくる人があります。
子を思った時、気が遠くなるような・・・
自分の体でないような、まさに表現のしようがないほどの悲しみの底に至るのです。
仕事をしていても、ふっと子のことを思い出すと、自然に涙がこぼれます。
夜中も、毎夜目が覚めて悲しみの底で喘いでいます。
この世から逃げ出したい程、爆発寸前の気持ちに耐える日々です。
無神経な発言をする人にも、子を亡くす経験はしてほしくないですが、
この気持ちばかりは、経験しないとわかりません。
この心労は、時間が解決すると思っていたものの、我々夫婦共に
日を増す毎に悲しみが増大します。
しかし、それに負けないように
生涯、この悲しさと苦しさに耐えて行かねばならないことを、語り合いました。
そんな今日、38歳で天国へ行った息子が11歳の時書いてくれたメモが見つかりました。
私の誕生日にプレゼントをくれて、添えてくれたメッセージでした。
もう、これを見た瞬間、気を失いそうになるほどの大きな悲しみに包まれて、
1時間以上も、そこから動けませんでした。
いくら気が強い男性でも、子を亡くした悲しみには耐えられないものです。
人前では気丈を装うも、一人になれば別人のように・・・