夢を100%叶えたジイジの日記

素直に見てくれる人の人生がよくなればいいなぁ~という真摯な思いでの発言ですが、成功の秘訣が漏れだすかもしれません。それは発見者の得と言うことで・・・

拝啓 我が息子

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拝啓 我が息子

 

どうだ、そっちは寒くはないか?
お前は薄着だから、風邪をひいてやしないかと心配している。

 

「オレはいい年なんだから、こどもじゃない」と
怒るお前が脳裏に浮かぶが、親というのは子がいくつになっても「子」に違いない。
心配するのが親ってもんだ。


しかし、今年の寒さはきついな。
俺は、お前が知ってのとおり夏はだいの苦手だから、その分冬は強い。
だから、お母さんとは同じ部屋にいられないんだ。


今年は、ガスストーブをさらに強力なものに買い替えたから、
俺にとってはリビングがサウナだな。

 

おかげで時々Tシャツいっちょうで表で涼んでいる。
つい今しがたも、雪のちらつく庭のベンチに座って空を見上げていたところだ。

 

暗闇から白い雪が舞ってきて、顔に溶け、口に入り、目を濡らす。
そんな夜空にお前の顔が浮かんだような気がしたが、気のせいだ。


お母さんは、お前が仕事で東京へ住んだだけで毎日泣いていたようなやつだから、
今回のように遠くへ行ったお前を想って、この10ヶ月間毎日泣きっぱなしだ。
ちょっと過ぎた愛情かとおもってもみるが、これが母の愛ってもんだろうなぁ。


それで、どうなんだ、そっちはお前が望んだとおりか?
暮らしやすいか?
食事はどうしてるんだ?
寂しくはないのか?


お前の部屋は、相変わらずそのままにしてあるし、掃除もしているから安心しろ。
毎日、花も飾っているし、お前が好きな芳香剤も何箇所かにおいてある。

 

孫達が主が留守のお前の部屋に時々行っては、
「おじちゃんいっしょにうどんを食べたね」などと上手にうどんの絵を書いて壁に貼ってくれているぞ。


お前もずいぶん慕われてるなぁ。

相変わらず可愛いもんだぞ、孫達は。


ところで、お前の彼女が来たぞ。
防犯カメラに映っていたんだが、
インターホンの前に立ってしばらくうつむいていたかと思ったら、
チャイムを鳴らさずに帰っていった。

 

声をかけてくれりゃあいいのになぁ。

お前から彼女に伝えておいてくれんか、

今度は、遠慮なく上がってくれるようにな。


じゃあ、また手紙を書くが、幸せでいてくれ。

 

俺もぼちぼち老化が進んできたしな、、、

 

そっちは、まだ一度も行ったことがないから、俺がそっちへ行ったときは
悪いが迎えに来てくれんか。

 

そうか、天国っていいところなんだろうなぁ・・・

 

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